夫婦で妊活!~男女共同参画促進サポート事業『いつか妊活!?いつ妊活?』~
2017年01月29日
みなさんこんにちは
不妊ピア・カウンセラーの春木レラです。
今日の長野は暖かく青空が広がるいいお天気でした。
そんな中、しなのき(長野市男女共同参画センター)で行われた
『いつか妊活!?いつ妊活?』というセミナーに行ってきました。

W-INGさん主催の婚前学セミナーで、20代30代の方向けでしたが
40代でもOKということで出席できました。
講師は長野市民病院産婦人科医の西澤千津恵先生で、
市民病院での不妊治療の実際や年齢による妊娠率、高齢出産のリスク、
不妊予防として内膜症や筋腫などの早めの治療や禁煙・食生活について、
妊活世代は子宮頚がんにもかかりやすいことなど幅広く話して下さいました。
質疑応答では活発な質問や意見なども出て、有意義な時間となりました。
先生のお話しのポイントは、
「不妊治療は早く始めることが妊娠出産への近道」だそうです。
確かに!若ければ若いほど妊娠率は高いです。
しかし、不妊治療へのイメージから「自然ではない」ことへの抵抗があったり、
自分自身の不妊を認めたくないことから受診が遅れるケースがあります。
そもそも結婚が遅い場合もあり、不妊治療で通院している方は
30代後半~40代が多いのが現状。
西澤先生はこのピークをあと5歳前倒しにできたら、
妊娠できる方が増えるおっしゃっていました。
今の初婚年齢の平均は、男性30歳、女性が29歳という時代。
仕事にやりがいを感じている方にとっては、子育てとの両立への不安、
頼りになる人(親等)が近くにいない、職場の理解不足、
待機児童や職場復帰の問題など社会的背景も関係して
妊娠出産を先延ばしにしがち。
しかし、仕事もキャリアを積み落ち着いてきた頃にさあ妊活スタート!では、
妊娠予備能(AMH:卵巣に残っている卵子の数)が下がり
体外受精をしても卵子がとれない、
卵子の質の低下から受精しても分割のスピードが遅い、
途中で分割止まってしまうなど、
卵子の老化が妊娠のしづらさにつながります。
体外受精は万能ではありません。
原因不明の不妊でも治療しても授からない場合があることを知っておいてください。
もしも、いつか子供が欲しいと考えているのであれば、
早いうちに妊活について考えて欲しいと思います。
そのために、夫婦で今できることをまとめました
1.夫婦で情報を得ること
不妊治療や妊娠しやすい体づくりなど、インターネットなどで
知識は得られますが、正しい情報とは限らないことがあります。
やはり不妊治療をわかりやすく説明している書籍か
専門家の話しを聴ける妊活セミナーに参加するのがいいと思います。
また、体外受精や顕微授精などの高度な治療を受ければいいとか、
卵子凍結があるから大丈夫と安易に考えず、
妊娠率や生産率(実際に出産できた確立)、
リスクなどの情報を得ておくことが大事です。
2.夫婦で不妊検査を受けること
不妊の原因となる因子がないか夫婦で検査を受けることで、
無駄な時間と労力を省くことができます。
また、今すぐ妊活しないにしても、女性は基礎体温を測っておくといいと思います。
妊活スタート時に役立つのはもちろんですが、
普段から自分のからだのリズムを知っておくと不調への対処ができるようになり、
スケジュールを立てる時に役立ちます。
基礎体温の測り方
3.夫婦で話し合うこと
「子どもが欲しい」にも人それぞれのイメージや考えがあるので、
それを伝え合うことが大事だと思います。
できたら子供は何人欲しいねとか、どんな家族にしたいねとか、
不妊治療に対するイメージや考えなども話せるといいですね。
理想でもいいですし、考えが違っていてもOK。
最初から同じにするのではなく、少しづつ歩み寄ることができればいいのですから。
そして、妊娠出産の知識を得たうえで、いつから妊活を始めるのか、
治療するとしたらいつまでどこまでやるのかなど
大枠でいいのでライフプランを考えてみることです。
ライフプランはいつでも変更OK。柔軟に考えましょう。
今回のようなセミナーでは、妊活に必要な知識を得ることできますし、
ライフプランを考えるきっかけになると思います。
いつか子どもが欲しいと考えている方には、
知らなかったと後で後悔しないために、
こういう機会に是非足を運んでもらいたいと思います。
こちらも若い世代の方に聴いてもらいたい講演です
2月4日(土)14:00~16:00
妊娠を望む方の懇談会
妊娠の基礎知識~元気な赤ちゃんを産むために自分の体と心を知る~
篠ノ井総合病院主催
詳しくはこちらをご覧ください。
http://shinonoi-ghp.jp/group/department/sanfujinka

不妊ピア・カウンセラーの春木レラです。
今日の長野は暖かく青空が広がるいいお天気でした。
そんな中、しなのき(長野市男女共同参画センター)で行われた
『いつか妊活!?いつ妊活?』というセミナーに行ってきました。

W-INGさん主催の婚前学セミナーで、20代30代の方向けでしたが
40代でもOKということで出席できました。
講師は長野市民病院産婦人科医の西澤千津恵先生で、
市民病院での不妊治療の実際や年齢による妊娠率、高齢出産のリスク、
不妊予防として内膜症や筋腫などの早めの治療や禁煙・食生活について、
妊活世代は子宮頚がんにもかかりやすいことなど幅広く話して下さいました。
質疑応答では活発な質問や意見なども出て、有意義な時間となりました。
先生のお話しのポイントは、
「不妊治療は早く始めることが妊娠出産への近道」だそうです。
確かに!若ければ若いほど妊娠率は高いです。
しかし、不妊治療へのイメージから「自然ではない」ことへの抵抗があったり、
自分自身の不妊を認めたくないことから受診が遅れるケースがあります。
そもそも結婚が遅い場合もあり、不妊治療で通院している方は
30代後半~40代が多いのが現状。
西澤先生はこのピークをあと5歳前倒しにできたら、
妊娠できる方が増えるおっしゃっていました。
今の初婚年齢の平均は、男性30歳、女性が29歳という時代。
仕事にやりがいを感じている方にとっては、子育てとの両立への不安、
頼りになる人(親等)が近くにいない、職場の理解不足、
待機児童や職場復帰の問題など社会的背景も関係して
妊娠出産を先延ばしにしがち。
しかし、仕事もキャリアを積み落ち着いてきた頃にさあ妊活スタート!では、
妊娠予備能(AMH:卵巣に残っている卵子の数)が下がり
体外受精をしても卵子がとれない、
卵子の質の低下から受精しても分割のスピードが遅い、
途中で分割止まってしまうなど、
卵子の老化が妊娠のしづらさにつながります。
体外受精は万能ではありません。
原因不明の不妊でも治療しても授からない場合があることを知っておいてください。
もしも、いつか子供が欲しいと考えているのであれば、
早いうちに妊活について考えて欲しいと思います。
そのために、夫婦で今できることをまとめました

1.夫婦で情報を得ること
不妊治療や妊娠しやすい体づくりなど、インターネットなどで
知識は得られますが、正しい情報とは限らないことがあります。
やはり不妊治療をわかりやすく説明している書籍か
専門家の話しを聴ける妊活セミナーに参加するのがいいと思います。
また、体外受精や顕微授精などの高度な治療を受ければいいとか、
卵子凍結があるから大丈夫と安易に考えず、
妊娠率や生産率(実際に出産できた確立)、
リスクなどの情報を得ておくことが大事です。
2.夫婦で不妊検査を受けること
不妊の原因となる因子がないか夫婦で検査を受けることで、
無駄な時間と労力を省くことができます。
また、今すぐ妊活しないにしても、女性は基礎体温を測っておくといいと思います。
妊活スタート時に役立つのはもちろんですが、
普段から自分のからだのリズムを知っておくと不調への対処ができるようになり、
スケジュールを立てる時に役立ちます。
基礎体温の測り方
3.夫婦で話し合うこと
「子どもが欲しい」にも人それぞれのイメージや考えがあるので、
それを伝え合うことが大事だと思います。
できたら子供は何人欲しいねとか、どんな家族にしたいねとか、
不妊治療に対するイメージや考えなども話せるといいですね。
理想でもいいですし、考えが違っていてもOK。
最初から同じにするのではなく、少しづつ歩み寄ることができればいいのですから。
そして、妊娠出産の知識を得たうえで、いつから妊活を始めるのか、
治療するとしたらいつまでどこまでやるのかなど
大枠でいいのでライフプランを考えてみることです。
ライフプランはいつでも変更OK。柔軟に考えましょう。
今回のようなセミナーでは、妊活に必要な知識を得ることできますし、
ライフプランを考えるきっかけになると思います。
いつか子どもが欲しいと考えている方には、
知らなかったと後で後悔しないために、
こういう機会に是非足を運んでもらいたいと思います。


2月4日(土)14:00~16:00
妊娠を望む方の懇談会
妊娠の基礎知識~元気な赤ちゃんを産むために自分の体と心を知る~
篠ノ井総合病院主催
詳しくはこちらをご覧ください。
http://shinonoi-ghp.jp/group/department/sanfujinka