夏本番icon01icon01icon01
当たり前だけど暑いですねicon10
ここ長野でも熱帯夜が続いています。

昨日、東京HARTクリニック 生殖心理カウンセラー・臨床心理士の平山史朗先生の講演に行ってきました。
平山先生はピア・カウンセラー養成講座の講師でもあり、カウンセラーを取ってからも研修などで大変お世話になっています。

今回のテーマは、
赤ちゃんを望むご夫婦の心理
~どうする?不妊で起こる夫婦の温度差~


不妊は夫婦の問題、夫婦で取り組むべきと言われますが、この夫婦の温度差が二人を苦しめることがあります。
この温度差とは、不妊治療において積極性、協力性、主体性がどちらかが高くどちらかが低い場合に生じるのですが、これがどんなことをもたらすのか、さらには夫婦で取り組むってどうすればいいの?ということまでお話ししてくださいました。
夫婦の温度差をエアコンの温度に喩えたり、実際ありがちな治療中の会話が「あるある」ネタで、面白くってすっと入ってきます。会話調で話してくれるので、「そうそう!」とうなづくことばかりです。夫婦の会話って噛み合っていないことがよくわかりました(笑)
それだけでなく、平山先生の知識と経験に基づいた講演は、とても納得がいき私たちに違った視点を与えてくれます。

興味のある方は、ケーブルテレビ(杉並区)8月23日~9月5日『すぎなみニュース』、または杉並区HPで動画観れるそうです。
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/video/video.asp

平山先生の最後の言葉に、不妊という状態は「夫婦の絆が試される」とありました。
不妊のカップルは、当然ですが1対1で話し合うことが多くなり、逃げ場がなくなります。価値観の違いに気付かされ、時にはけんかになることもあります。私も治療中はけんかになることがありました。まさに、先生の会話調の夫婦のやりとりそのもの(笑)

でも、不妊になったからこそ夫婦として向き合えたように思います。
否応なしに向き合わなければならない状態になることで辛い時期もありましたし、向き合うことをせず淡々と治療を受ける時期もありました。
私の経験上夫婦のコミュニケーションで大事なのは、違いを認めつつ、自分の気持ちを伝えることだと思います。
この違いを認めることが難しかったのですが、理解できなくても「あなたはそう思っているのね」と一旦受け止めることで、次の話しが出来たり、自分の考えや気持ちを話すことが出来ました。

そうは言っても気持ちを伝えるのはなかなか難しいですよね。でも、伝える努力は必要です。今伝えた方がいいなというタイミングはきっとわかると思います。そのうち一つでも伝えるようにしてみてください。相手が辛い時、悲しんでいる時、あなたのことが心配、私も悲しいと伝えられたら、ちゃんと気持ちが伝わり夫婦の絆が深まります。そんな風に言ってくれたらきっと嬉しいですよね。
伝えてくれて嬉しかったら、感謝していると思ったらそれも伝えましょう。「伝える」行動がより強化されるのだそうです。
ここすごく大事なのですが、私も忘れがちだったなと思います。

二人で話すことが難しい場合は、お互い素直になれない時期なのだと思います。
その時は無理せず時間を置くことも大事ですね。
カップルカウンセリングをご利用されることも良いと思います。

今回の講演会は東京の杉並保健所さんの主催、不妊支援NPO PICAさんの協力でした。夫婦で参加できる機会が増えてきています。
不妊治療は夫婦で取り組むことが当たり前になってくれるといいですね。

~不妊で起こる夫婦の温度差~(杉並保健所 講演会)


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