「温かな手で」信濃毎日新聞
2014年01月12日
お正月1/3、新聞を広げてびっくりしました
見開き2ページに不妊のことが書いていました。
進む医療技術にルール作りが必要ということで、不妊治療の技術進歩による倫理的問題や金銭的問題、法整備等について詳しく掲載されていました。別のページでは、「温かな手で」~出産を支える社会へ~という題で、出産にまつわる問題について体験談が載っています。
昨年は、ピア・カウンセリングやランチ懇親会についてとりあげていただいた信濃毎日新聞さん。出産や不妊にまつわる問題にとても力を入れていることが分かります。
第1部は『出産の重圧』。1/4~1/8(①~⑤)の記事は、男性不妊(無精子症)でAID(非配偶者間人工授精)を受ける夫婦のことが赤裸々に描かれていました。1/9からは、40代で結婚、不妊治療に取り組んでいる方の話が連載中です。
記事を読んだ方には、不妊の人はこんなに大変なんだよと同情してもらいたいのではなく、置かれている状況を知っていただければと思います。そして、その状況に置かれた時に自分だったらどうだろうと考えてみることで、より理解が深まります。幸い子どもがいるからとか、子どもはいらないからと言ってしまうと、想像が出来なくなります。
第3者が関わる不妊治療や40代の不妊治療、不妊治療自体に賛否両論あると思います。しかし、その是非を問うのではなく、不妊の置かれている状況に関心を持っていただけると嬉しいです。
個人的な意見ですが、不妊は極めてプライバシー度の高い問題です。しかし、それを取り巻く人や仕事、地域、教育、制度など社会全体の問題になっているのではないでしょうか。
日本はまだまだ、結婚して子どもがいるのが当たり前の社会、不妊のことを話せない社会です。不妊のことを相談しにくい世の中では、当事者が孤独になりがちです。もっと不妊のこと知ってもらい、偏った見方をせずに、もしかしたら自分や自分の子どもが不妊になるかもしれない問題として、話題に上がることが増えるといいなと思います。
今回の特集によって、幅広い年令の方に読んでいたいただきたいです。
今後の記事にも注目していきたいと思います。
関心のある方は、図書館や信濃毎日新聞本社ロビーで過去の記事が閲覧できます。信毎本社ロビーは、だれでも利用できてカフェもあるのでおススメですよ^^
見開き2ページに不妊のことが書いていました。
進む医療技術にルール作りが必要ということで、不妊治療の技術進歩による倫理的問題や金銭的問題、法整備等について詳しく掲載されていました。別のページでは、「温かな手で」~出産を支える社会へ~という題で、出産にまつわる問題について体験談が載っています。
昨年は、ピア・カウンセリングやランチ懇親会についてとりあげていただいた信濃毎日新聞さん。出産や不妊にまつわる問題にとても力を入れていることが分かります。
第1部は『出産の重圧』。1/4~1/8(①~⑤)の記事は、男性不妊(無精子症)でAID(非配偶者間人工授精)を受ける夫婦のことが赤裸々に描かれていました。1/9からは、40代で結婚、不妊治療に取り組んでいる方の話が連載中です。
記事を読んだ方には、不妊の人はこんなに大変なんだよと同情してもらいたいのではなく、置かれている状況を知っていただければと思います。そして、その状況に置かれた時に自分だったらどうだろうと考えてみることで、より理解が深まります。幸い子どもがいるからとか、子どもはいらないからと言ってしまうと、想像が出来なくなります。
第3者が関わる不妊治療や40代の不妊治療、不妊治療自体に賛否両論あると思います。しかし、その是非を問うのではなく、不妊の置かれている状況に関心を持っていただけると嬉しいです。
個人的な意見ですが、不妊は極めてプライバシー度の高い問題です。しかし、それを取り巻く人や仕事、地域、教育、制度など社会全体の問題になっているのではないでしょうか。
日本はまだまだ、結婚して子どもがいるのが当たり前の社会、不妊のことを話せない社会です。不妊のことを相談しにくい世の中では、当事者が孤独になりがちです。もっと不妊のこと知ってもらい、偏った見方をせずに、もしかしたら自分や自分の子どもが不妊になるかもしれない問題として、話題に上がることが増えるといいなと思います。
今回の特集によって、幅広い年令の方に読んでいたいただきたいです。
今後の記事にも注目していきたいと思います。
関心のある方は、図書館や信濃毎日新聞本社ロビーで過去の記事が閲覧できます。信毎本社ロビーは、だれでも利用できてカフェもあるのでおススメですよ^^
この記事へのコメント
よろしくお願い致します。
これから、結婚、妊娠、出産をする若い方々が今後困らない為に、多くの方が理解できる情報を提供し続けていって下さい。
Posted by 33歳女性・上田市 at 2014年02月01日 23:01
コメントありがとうございます。
産婦人科に勤務されているとのことで、普通に生活しているとわからない現実を見てきたのでしょうね。
ご自身も不妊なのではと心配された経験があるとのことですが、看護師の経験からも不妊当事者の声を代弁していただいたように思います。ありがとうございました。
まだまだ読者の反響が大きいようですので、記事を追っていきたいと思います。
Posted by rera at 2014年02月01日 20:26
「温かな手」を読ませていただき、「不妊」という、プライバシーに関わる経験談を情報提供して下さった方々に、深く感謝したいと思いました。
私は長年看護師として、産婦人科、婦人科に勤務してきました。高卒から勤務していた産科で、一番ショックだった事が、二階で出産、その下の一階で人工中絶、人工受精をしている現実でした。若いながら、とても矛盾を感じ受けいられにくい現実でした。
婦人科に勤務した時には、不妊で卵巣腫瘍、子宮内膜症で手術される患者さんが本当に多く、赤ちゃんができにくい現実を痛感しました。本当に赤ちゃんを授かりたいと望んでも、自然に妊娠しにくく、悩んで治療に踏み切るしかない現実、治療しても授からず、夫婦二人の生活を選ぶ方々など、多くの夫婦の問題となっていること。苦しんで悩んでいる方が多くいらっしゃる事を実感しました。
また、私自身、10代から仕事上夜勤をしていたので、ホルモンバランスが崩れ、赤ちゃんが授かりにくい体質ではないかという、不安がいつもありました。病院のスタッフも、不妊治療、体外受精をして赤ちゃんを授かった方々も多く、他人事ではないとすごく感じてました。
その為、結婚して二年たっても妊娠しなければ、病院に行こうと思ってました私は幸い二年たつ前に自然妊娠し、長男を出産しました。 命の神秘、大切さ、尊さを知り、本当に私たちの息子になってくれたことに、感謝しています。
最後に、社会にお願いしたい事は、不妊とは女性にとって誰でも起こりうる問題であることを全ての人に、もっと理解して頂きたい。また、不妊治療を必要とする方には、金銭的、精神的、仕事的にも、社会全体のサポートの充実強化を祈っております。
また、結婚したらすぐ子供は?と聞かず、子宝は自然な事でもあるので、精神的にストレスにならないように、周りの方は温かく見守っていてほしいと思います。お願いします。
Posted by 33歳女性・上田市 at 2014年02月01日 17:56