お正月1/3、新聞を広げてびっくりしましたface08
見開き2ページに不妊のことが書いていました。
進む医療技術にルール作りが必要ということで、不妊治療の技術進歩による倫理的問題や金銭的問題、法整備等について詳しく掲載されていました。別のページでは、「温かな手で」~出産を支える社会へ~という題で、出産にまつわる問題について体験談が載っています。

昨年は、ピア・カウンセリングやランチ懇親会についてとりあげていただいた信濃毎日新聞さん。出産や不妊にまつわる問題にとても力を入れていることが分かります。

第1部は『出産の重圧』。1/4~1/8(①~⑤)の記事は、男性不妊(無精子症)でAID(非配偶者間人工授精)を受ける夫婦のことが赤裸々に描かれていました。1/9からは、40代で結婚、不妊治療に取り組んでいる方の話が連載中です。

記事を読んだ方には、不妊の人はこんなに大変なんだよと同情してもらいたいのではなく、置かれている状況を知っていただければと思います。そして、その状況に置かれた時に自分だったらどうだろうと考えてみることで、より理解が深まります。幸い子どもがいるからとか、子どもはいらないからと言ってしまうと、想像が出来なくなります。
第3者が関わる不妊治療や40代の不妊治療、不妊治療自体に賛否両論あると思います。しかし、その是非を問うのではなく、不妊の置かれている状況に関心を持っていただけると嬉しいです。

個人的な意見ですが、不妊は極めてプライバシー度の高い問題です。しかし、それを取り巻く人や仕事、地域、教育、制度など社会全体の問題になっているのではないでしょうか。
日本はまだまだ、結婚して子どもがいるのが当たり前の社会、不妊のことを話せない社会です。不妊のことを相談しにくい世の中では、当事者が孤独になりがちです。もっと不妊のこと知ってもらい、偏った見方をせずに、もしかしたら自分や自分の子どもが不妊になるかもしれない問題として、話題に上がることが増えるといいなと思います。

今回の特集によって、幅広い年令の方に読んでいたいただきたいです。
今後の記事にも注目していきたいと思います。

関心のある方は、図書館や信濃毎日新聞本社ロビーで過去の記事が閲覧できます。信毎本社ロビーは、だれでも利用できてカフェもあるのでおススメですよ^^


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